滋賀県獣医師会 ペットを飼う皆様へ

犬の社会化

飼う目的に合った犬種を選ぶ

犬の社会化十数年間をともに暮らしていく相手を選ぶわけですから、決して見た目だけで決めてはいけません。特に純血種にはそれぞれ特徴があり、それをよく理解した上で決めること。

<例>
  • 猟犬(セッター、ポインター、レトリバーなど)
    服従心は旺盛、トレーニングによく反応するが、適切なトレーニングがなければ手がつけられない。
  • 牧羊犬(コリー、シェルティー、コーギーなど)
    活動的。家畜の踵を噛む点を買われて飼育されてきたので、興奮すると吠え、噛み付く傾向がある。

しつけは家にきたその日から

初めの一週間こそ肝心です。家族全員が正しいしつけ方を守らないと犬は混乱してしまいます。

正しい栄養を与える

きちんとしたメーカーの良質のドライフードを、犬の一生のサイクルに合わせて与える。
(ヒルズ、ユカヌバなど)

<注意>

犬にネギ、タマネギは与えないこと。(溶血性貧血をおこす)


予防できる病気はすべて予防する

生後55日になったら予防接種を行い、その後は3週間ごとに合計3回行う。フィラリアは5月から12月ごろまでの間、月一回予防薬を飲ませる。
その他、生後91日以上の犬では畜犬登録と狂犬病予防接種をうけるよう法律で義務付けられています。

社会化

社会化とは、子犬が仲間の犬や人間との遊びやふれあいを通して情緒性を育み、生き方の基本を身に付けることです。うまく社会化ができなかった犬は将来、特定のものや人に恐怖を抱きやすく、その結果さまざまな問題行動をおこす場合があります。
犬が成長してから問題行動に悩まされないためにも、上手な社会化のチャンスを犬に与えることが重要です。

犬の社会化の大切な時期……生後3~4ヶ月までといわれています。

上手な社会化のポイント

  1. 飼い主とのよい関係を築くためには、子犬のためにできるだけ時間をさいて、遊んでやること。犬に「飼い主といっしょにいたら楽しいな」と思わせる。
  2. いろんな人やものに接触させること。犬が大人になってから出会うであろうすべての刺激をあらかじめ体験させておくことが理想です。子供や近所の人、宅急便や新聞配達の人など、家族以外の人にも接触させ、他の犬や猫、小鳥などの動物にもなれさせましょう。車やバイクの音や子供の遊び声など様々な音にも慣らします。(いろんな効果音を録音したテープなどを利用すると便利)
<注意>

社会化の時期は子犬にとって一番病気にかかりやすい時期でもあります。
ワクチンを打っていても伝染病にかかる可能性があるので、外に連れ出す時は抱っこしてやり、犬が集まる公園などは避け、遠くから見せるだけにしましょう。そのかわり、いろんな人にいろんな格好をして家に来てもらったり、きちんとワクチン接種をしている犬をつれてきてもらい、一緒に遊ばせると良いでしょう。パピークラスに参加するのは子犬にとって社会化の良い機会となるでしょう。